30年目を迎えて

営業小川 正行

― ストリームスのこれまでと、これから

ストリームスは、1997年9月に有限会社ストリームスとしてスタートしました。

創業した時は、たった2人でした。

今は東京と糸魚川に拠点があり、印刷物の企画・編集・デザイン、Webサイト制作、医療機関や学会の仕事、事務局業務など、かなり幅広い仕事をしています。

今年、ストリームスは30年目に入りました。

社員のみなさんの中には、入社してまだ数年の人もいれば、長く会社を支えてくれている人もいます。

普段の仕事の中では、会社がどうやって今の形になったのかを話す機会もあまりありません。

せっかく30年目という節目なので、今回は少し昔のことも含めて、ストリームスのこれまでを振り返ってみたいと思います。

1997年、2人で始めました

私は印刷会社で働いたあと、39歳で独立しました。

独立を考えた頃、印刷の仕事は、価格だけで競う方向に進んでいるように感じていました。私は、単に「安く印刷する」だけではなく、お客様が何を伝えたいのかを考え、企画や編集、デザインから印刷まで一緒につくっていく仕事をしたいと思っていました。

印刷物は、刷って終わりではありません。内容がきちんと整理され、読み手に伝わって、初めて意味があります。当時は今の「伝わるを伝える」という言葉はありませんでしたが、振り返ると、創業した時から考えていたことは、今とそれほど変わっていないように思います。

会社名を「ストリームス」としたのは、「小さな流れ(STREAM)が集まって、大きな流れ(STREAM“S”)になる」という意味を込めたからです。

ただ、会社を始めた時に、30年先のことまで考えていたわけではありません。

まずは仕事を受注すること。そして、いただいた仕事をきちんと仕上げること。お客様に満足していただいて、また次の仕事につなげること。

本当に、その繰り返しだったと思います。

創業当初は、印刷物のデザインや編集が中心でした。この時期、私自信もリーフレットの制作などをしていました。

1999年には事務所を移転し、編集やデザインの体制を強化しました。社員も5人(柳田さんもその一人)になりました。

今から見ると小さな会社ですが、この頃から少しずつ「個人で仕事をする」会社から、「組織として仕事をする」会社に変わっていったのだと思います。

少しずつ会社らしくなっていった時期

2004年には、有限会社から株式会社へ組織変更しました。

2005年に個人情報保護方針を制定し、2006年にはプライバシーマークを取得しました。

今では大学病院や医学系学会など、個人情報を扱う仕事も多くなりました。

振り返ってみると、この頃に会社としてのルールや情報管理の考え方を整えたことは、その後の仕事につながる大事な土台だったと思います。

2007年、2012年にも事務所を移転しています。

仕事が増え、社員が増え、そのたびに少しずつ会社の環境を整えてきました。

2013年頃には、社員も20人前後になっていました。

2人で始めた会社が20人の会社になったわけですが、当時は「会社が大きくなった」と感じるより、毎日の仕事を回すことで精いっぱいだったような気もします。

「これもできますか?」で仕事が増えていきました

ストリームスの歴史を振り返ると、今ある仕事の多くは、最初から事業計画を作って始めたものではありません。

お客様から「これもできますか」「こんなこともお願いできますか」と言われて、「じゃあ、どうすればできるか考えてみよう」とやってきた結果、少しずつ仕事が増えていきました。

Web制作もそうですし、医学系の仕事や学会関係、事務局業務もそうです。

2014年には事務局代行業務を本格的に始めました。

その後、2015年に「演題登録.net」、2016年に「参加登録.net」、2017年に「オンライン査読.net」と、学会運営を支援するサービスも増えていきました。

新規事業をゼロから立ち上げたというより、今までやってきた仕事の延長線のサービスとして形にしたものが多いと思います。

これは今でも、ストリームスらしい仕事の増え方だと思っています。

「ストリームスは何の会社なんだろう」と考えた時期

仕事が増えるにつれて、一言で会社を説明するのがだんだん難しくなりました。

印刷会社なのか。デザイン会社なのか。Web制作会社なのか。事務局代行会社なのか。

どれも間違いではありません。でも、どれか一つだけでもありません。

そこで2019年に、会社の理念とロゴを見直しました。

その時に掲げた言葉が、「伝わるを伝える」です。※中村さんが考案し採用しました。

印刷物でも、Webサイトでも、事務局の仕事でも、結局やっていることは、「伝えたい人と、受け取る人をつなぐこと」なのではないか。そう考えました。

会社を始めて20年以上経って、ようやく自分たちの仕事を言葉にできたのかもしれません。

「伝わるを伝える」

医療や大学の仕事が大きな柱になりました

今では、医学系学会、大学病院を中心とした医療分野の仕事が、ストリームスの大きな柱の一つになっています。

コンベンション会社や千葉大学医学部附属病院、北里大学病院、東京大学病院など、多くの医療機関や大学関係の仕事にも携わっています。

2023年には、医療機関向けWeb制作の経験をまとめる形で「医繋.net」も始めました。

創業当時は、印刷物のデザインや編集が中心だった会社です。

それが今では、Webサイトを作り、学会の仕事を支え、事務局も運営しています。

30年前の自分に見せたら、たぶん驚くと思います。

仕事のやり方は、ずいぶん変わりました

この30年近くで、仕事を取り巻く環境は大きく変わりました。

紙からWebへ。パソコンからスマートフォンへ。対面からオンラインへ。

そして今は、AIが仕事の進め方を大きく変えようとしています。

これからも、仕事のやり方はどんどん変わっていくと思います。ストリームスも変わっていかなければならないと思っています。

ただ、変わらない方がいいものもあります。

それは、「今、自分たちができる最高のものを、お客様に提供すること。」

これは、会社を始めた時から今まで変わっていません。

一つひとつの仕事にきちんと向き合うこと。お客様の話をよく聞くこと。言われたことをそのままやるだけではなく、もっと良くできないか考えること。

そういう積み重ねが、今のストリームスにつながっていると思います。

会社は、みんなでつくるもの!

30年近く会社を続けてこられたのは、もちろん私一人の力ではありません。

これまでストリームスで働いてくれた人。今、働いてくれている社員のみなさん。仕事を任せてくださったお客様。一緒に仕事をしてくださっている取引先のみなさん。

そういう人たちがいて、今のストリームスがあります。

今働いている社員のみなさんも、その30年の続きをつくっている一人です。

営業する人。編集する人。デザインする人。Webサイトを作る人。事務局を担当する人。会社を支える人。

仕事はそれぞれ違いますが、一人ひとりの仕事が集まって、ストリームスという会社になっています。

そう考えると、創業時につけた「ストリームス」という社名は、今の会社にも合っているなと思います。

小さな流れが集まって、大きな流れになる。

30年近く経って、ようやくながれになってきた気がします。

そして、30年目へ

30年というと長いですが、振り返ってみると、結局は目の前の仕事を一つずつやってきただけです。

うまくいったこともあります。失敗したこともあります。判断に迷ったこともあります。経営が厳しく眠れない時期もありました。

それでも、会社をここまで続けることができました。

これから10年先、20年先、30年先、ストリームスがどんな会社になっているのかは、私にも分かりません。

ただ、お客様の話をよく聞くこと。時代の変化から逃げないこと。自分たちにできる最高の仕事をすること。

この3つは、これからも大切にしたいと思っています。

30年目のストリームスを、今いる社員のみなさんと一緒に、次の時代につないでいければと思います。

そして、いつもストリームスに仕事を任せてくださっているお客様、取引先のみなさまにも、改めて感謝しています。

これからも、よろしくお願いします。

  • お客様の話をよく聞くこと
  • 時代の変化から逃げないこと
  • 自分たちにできる最高の仕事をすること

株式会社ストリームス
代表取締役 小川 正行

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